1237395_87013506.jpg

このメルマガではどちらかというと「ゲームシステム」面の話が多くて、
「世界観」の話はあまり触れてきませんでしたが、今回はその「世界観」に
ついての話をシェアしたいと思います。


●「ゲームで表現したいものとはなんだろうか?」


 あなたはそういう問いかけを自分にしたことがありますか?

私は経験的な傾向から思うのですが、ゲームを作りたいという人は、
ほとんど映画、小説、漫画などを制作したい人と同じものを、
作りたがっているんです。


 それはなにか? というと。

 

 「世界」なんですね。

 

 世の中には、あらゆる「世界」が、あらゆるメディアで提供されています。


 先に行った、映画、小説、漫画に加え、テレビ、ラジオ、街頭での
パフォーマンス、路上演奏、これらで表現されるのはすべて「世界」です。


 ではどういう世界が表現されているのか? というと、


 創作界隈では馴染みの深い、SF、ファンタジー、時代もの、現代もの、
などはあなたもよく知っていますよね。


 こうした確立された世界観のほかにも、実は世界観は多くあります。

 テレビの番組ひとつひとつを、「世界観」と捉える事だってできるんです。


 NHKの番組が持つ世界観。

 バラエティ番組の世界観。

 ニュース番組の世界観。


 ありますよね? 世界観。

 その番組が持っている雰囲気。

 重さ、軽さ。

 シリアスか、ギャグか。

 現実か、虚構か。

 ある役者がいることで醸し出される感覚。


 それから、芸術で表現されるのはどういう世界でしょうか?

 そう、「個人の世界観」ですよね。

 個人の思想、世界をどう捉えているか、それが「世界」となります。


 芸術とは、個人が持っている感覚を、世界として表現するもの、
と考えることができます。


 ゲームで「表現」するものも、根っこはその「世界」なのです。


 ただゲームは、世界を「物語」としてだけ提供するのではなく、
「世界の法則」そのものを提供することができるメディアです。


 つまり、映画や小説のようにただ見てその世界を味わうのではなく、
その世界に入り、当事者として感じることができる、というわけです。


●ゲームで表現できるもの

 昔、知人がこんなことを言ってました。


「海辺で貝殻を拾ったり、波間を歩いたりするゲームが作りたい」


 この知人のいう「ゲーム」とは、私が思うに一般に言う「ゲーム」とは
ちょっと違うものだと感じました。

 この知人は、単に「世界」を表現したかっただけなんだと思います。


 別にそれが悪いわけじゃないんです。なにを表現しようとも、それは
自由ですからね。


 私がここで思うのは、ゲームとは表現媒体であるがゆえに、
こうした「世界表現」が可能だ、ということなんです。


 これは「物語」を表現する媒体との、大きな違いです。


 世界の法則を組むことで、「自分が住みたい世界」とか、
「ワクワクする世界」とか「冒険が溢れた世界」などを作れる、
それがゲームなんですね。


 この「世界自体」を提供できることが、ゲームのひとつの
大きな魅力となっています。


 だから世界観を考えるときは、あなたが魅力的と感じる世界を、
どんどん盛り込み、詰め込んでいくのが、一番正しい。


 ちょっと古いですが、大ヒットPCゲームの「スタークラフト」を
見てください。
 わかりやすいですよね?


 「エイリアン」と「スターシップトルーパーズ」、
「軍隊」「政治」「ヒーロー」「戦争」「ハイテク」「核武装」
「プレデター」「宇宙人の文明」等々。


 さまざまな世界観、キーワードがごった煮になって入っています。

 最近では、「マトリックス」もそうですね。
 さまざまな世界観から取ってきたキーワードのごった煮です。
 非常~~~に濃い世界観です。

 

 この情報密度と、ヒット。なにか関係があると思いませんか?


 そして、「世界観」と「ゲームシステム」、この2つには、実は
相互関係があります。


 互いに影響しあって、ゲームの面白さの相乗効果が生まれます。

 次回はその話をしますね。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加


期間限定企画「中毒ゲームデザイン・トレーニング」
■中毒になるゲームの秘訣はあなたがド変態であること?
現在1927名の方が登録中。
期間限定でゲームデザインについての講座を特別プレゼント。

■音声1:粘りについて
ゲームにハマりを生み出す要素「粘り」を入れる方法とは?
あなたの作るゲームにも「粘り」を取り入れよう。

■音声2:インパクトについて
 ヒットゲームのトリガーとなっている「インパクト」の作り方とは?
「インパクト」を取り入れて、あなたのゲームにヒットの可能性を埋め込もう。

■ほかにもこんな内容を音声でお届けします
・練り上げられたゲームデザインをする秘訣
・間違いのない面白さのコアを盛り込む方法
・ゲームがヒットする原因を盛り込む方法
etc.

■サンプル音声、登録はこちらから。



トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 世界を作ること

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://n2-interactive.com/mt/mt-tb.cgi/111

コメントする

[[img(http://x8.mikosi.com/bin/ll?095447901)]] [http://x8.mikosi.com/bin/gg?095447901 アクセス解析]