ゲーム業界に就職する方法


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 先日、ゲーム業界人、ゲーム業界志望者の集まりに出たのですが、

そこで志望者の話を聞きました。

 

 すると、「ゲーム専門学校卒業の人は、ほとんどIT系に行っており、

ゲーム業界に就職するのは1割ほど」ということでした。

なぜゲームの専門学校なのに、ゲーム業界に入らないのか? と聞くと、

ゲーム会社が採用してくれないからなのだそうです。

 特にその方はプログラマだったのですが、だいぶ不安げな様子でした。

 

 確かにゲーム業界は即戦力を求めており、新卒が入るのが難しいんです。

 業界自体は「プログラマがいない!」と悲鳴をあげていますが、

必要なのはある程度のスキルのあるプログラマで、プログラマなら誰でも

いい、というわけではないんですね。

 

 私がゲーム会社に勤めていた頃は、入ってくる人材は必ずある程度の

スキルを持っているか、経験を持っている人でした。

 ゲーム業界はもともと人月単価が安く、大手かよほど資金繰りのよい

会社でもない限り、若手を育てる余裕などないのです。

 

 かくゆう私も、コンピュータ系の専門学校を卒業しただけでは

ゲーム業界には採用されず、

「じゃあ、実力がありゃあいいんだろ!! このやろう!!」

ということで、こういうものほとんどひとりで作って、

http://www.n2gdl.net/magazine/vol31extra/rplusr.htm

ゲーム業界に「ようやく」足を突っ込んだわけです。

 

 このゲーム、楽しげなコメントがついていますが、

バイトをしながらソースプログラムを毎日毎日目を血走らせ

ながらいじり、遊びにも行かずグラフィックを5回ほど

全部書き換え、音楽も独学で何度も何度も曲を試行錯誤して

作りました。

 

 私は端見「物静かな人」と言われますが、付き合いの長い人からは

「野心家」「中は熱い情熱家」と評されます。

 

 それは、このゲームを作っているとき、黙々と自分に妥協を

しないよう言い聞かせていたからなのです。

 「絶対認めさせてやる!」という、怨念めいた強い意志があったと

思います(笑)。

 

 「ゲーム業界に入りたいな」と思っている人に厳しいことを

言うと、まず根性が足りません。

 あと情熱。


 「ゲーム業界に入りたいな」じゃ、だめなわけです。

 「ゲーム業界に入れるかな」じゃ、全然だめ。

 「ゲーム業界に入る!」でもだめです。

 


 じゃあ、どういうふうならいいのか...というと。

 


 「おれは絶対ゲーム業界に入る!! 死んでもいいから!!」

 


 ...これくらいの意気込みは欲しいです。

 マスト(must)思考です。

 「絶対にやるんだ!!」という思考です。

 マスト思考! 覚えてください。

 

 それから「できない」「わからない」は使ってはいけない言葉。

 「できない」じゃなくて、「どうすればできるのか?」

 「わからない」じゃなくて、「調べます」。

 

 正直、「できない」「わからない」と言っている新人を見ると、

「だめだな、この人」と思います。

 これはゲーム業界じゃなく、どこの業界でもです。

 意欲とか、向上心以前の問題です。

 

 それから、その集まりでゲーム業界の社長らが言っていたのが、

 

「新人は当たり前のことができない」

 

ということでした。

 資料を渡して、エクセルやワードで整理するのができない。

 まずツールの機能を全然覚えていない。

 ウィンドウズの機能すら知らない人もいる。

 学校でなにを習ってきたのか!?

 ...ということのようでした。

 

 私も最初の会社で、新人が入ってきたとき、その彼の机の上に

付箋紙一枚で「このデータをすべて○○に置換して」と書かれて

いたことがありました。メインプランナーの指示でした。

 データはファイル400個分だったと思います。

 

 しかし置換の機能がわからず、人にも聞かず、ひとりでテンパり、

すごい時間をかけてその作業をやっていたようで、時間までに完成せず、

社長に「きみ、クビ」と一言いわれてクビになっていました。

 

 「その機能」を知っているか知っていないか。

 それでクビになる。

 理不尽なようですが、ここに即戦力を求めるゲーム会社の姿と、

日々の習熟が不足している新卒者の姿があったように思います。

(まあ私も当初は習熟不足だから落ちたわけですが)

 

 これを読んでいるゲーム業界に就職したいあなた。

 厳しいことを言っているのではなく、これがゲーム業界の洗礼なのだと

思ってください。


 プログラマは、なにかゲームを完成させてください。

 卒業作品ではなく、個人で。

 それも1つではなく、複数。

 複数作ると覚えていることが違います。

 

 グラフィッカーは、バインダー数冊にいっぱいになるような、

自分の作品集を作ってください。

 そしてそれを見せて、

「これだけできます! だからこの会社に入れろ! このやろう!」

というアピールができるようにしてください。

 

 コンポーザーも同様です。

 自分のベストCDを何枚も作りましょう。

 

 プランナーは、とにかく企画をたくさん考えてください。

 1つを温めているのは無駄です。それが蹴られたら終わりです。

 

 アイデアをポンポン出せる頭が必要です。

 それから簡単な絵を書けること。エクセル、ワード、テキストエディタ、

フォトショップ、ツール類は習熟してください。

 HSPやFLASHなどで簡単なデモを作れるくらいがベストです。

 ゲームの構造を知ることができるからです。

 

 プランナーはまた、コミュニケーション能力が必要です。

 率先して人を氣にかけること。メンタル面をフォローすること。

 チームを盛り上げるにはどうしたらいいか? 考えましょう。

 そしてその方法を自分の「道具」と考えてください。

 

 専門能力がない分、人間的な魅力も必要です。

 幅広い知識も必要です。

 オールマイティであることが必要です。

 

 ゲーム専門学校で、たらたらとウェブをサーフィンして、

面白ネタを集めて笑っている場合ではないんです。

 

 自分の夢に一歩でも踏み出す努力をしましょう!

 楽な道はありません。

 今苦労するから、後が楽になるんです。

 

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