967718_74977628.jpg

ここからは、いろいろゲーム業界就職関係の質問があるなか、
独断でセレクトして送ります。


Q:ゲーム業界に就職していいのでしょうか?

A:自分で決めましょう。


 先にも書きましたが、就職前は、自分の将来を自分で決める時期です。

 あなたが考え抜いて決めなければならない。

 これひとりの一人前の大人として常識。


 普通の会社に入るか。

 ゲーム会社に入るか。

 ソロでゲーム開発をするか。

 会社組織でゲーム開発をするか。

 仲間を募り、インディゲーム開発をするか。


 道はたくさんあります。


 ひとつ言うなら、ゲーム会社以外のほうが、給料がいいかもしれません。

 やはり、証券会社とか、外資系の会社とか、マスコミ関係とか、
社会的立場のある会社は給料がいいです。

 初任給40万とか聞いたことがあります(笑)。

 まあ特殊な技能がある人ですが。


 ゲーム業界は普通の会社ならどんなに貰っても40万です。

 役員レベルなら80万とかいくでしょうけども。


 ゲーム会社は「好きで」来ている人が多いので、その分割り引かれる
ことが多いようです。

 好きでやってるなら、給料はそこそこでいいでしょ。

 みたいな。


 あと、給料で大きな勘違いをしている人が学生の人にたくさん
いると思うので、ここでバッサリと切っておきます。


 給料は、誰かがあなたの功績を影から見ていて、勝手に上げて
くれるものではありません。

 あなたの働きが認められて、勝手に上がるものではないです。

 それは、イチローみたいな、公から見ても明らかに活躍している人に
対しての場合なら、そうだと思います。

 「なんでイチローはあんなに頑張ってるのに給料少ないの?」

となるからです。


 会社というのはほとんどが自己申告制で給料を上げます。

 黙っていたら、据え置きです。


 お笑い芸人は人気が出ると勝手に給料が上がっていると思っている
人が私の知り合いにいましたが、彼らも、人気出たら自分のギャラを
マネージャと相談して高く設定しているわけです。

 払うほうが勝手に高いお金を払っているわけではないんです。

 ヨシモトのお笑い芸人は会社が雇っているマネージャが会社からの
指示で上げているでしょうけど。


 だから、「いくら頑張っても給料が上がらない」などとぼやくのは、
筋違いです。


 会社というのはそういうところです。


 自分で社長に「これだけやってるから上げて欲しい」と
言わなければいけない。


 実際私もそうして上げてました。


 で、みんなそれを知らないので、会社を移ったタイミングでだけ、
給料が上がるわけです。

 本当は移らなくても、社長や上司に直訴すれば上がります。


Q:どうすればゲーム業界に入れるのかわかりません

 ゲーム業界に入るには3つの手段があります。


1・面接


 普通は面接でゲーム会社に入ります。

 ゲーム会社に電話しましょう。

 「御社に就職したいのですが、○○の募集はしていますでしょうか?」


 それでゲーム会社に行き、提出書類を用意したり、筆記試験や面接を
して、合否判定されます。

 封筒でいきなり履歴書を送る人がいますが、電話して送っていいか
確認するのが社会の常識です。


 ちなみにゲーム業界では、経験者であれば随時募集中です。

 優秀な人はいつも募集しています。


2・コネ


 あなた自身のコネでなくても、例えばゲーム学校の就職担当の人の
コネで「ひとり優秀なのを紹介するよ」などの一声で就職できることも
あります。

 もちろん優秀であることが必要ですが。


 ゲーム会社は、ゲーム専門学校からよく学生を引っ張ります。

 インターン制度で、無料で労働力を得られるからです。

 そのままその会社に入ってくれれば、専門学校は御の字。

 学生は研修という名目でタダ働きですが、就職できれば御の字。


 あとは、個人のコネがあります。

 例えば私もそうなのですが、「誰かプログラマいない?」などと
以前の上司から電話がかかってくることがあります。

 そこで、もちろんある程度優秀なことが前提ですが、紹介すれば
そのまま就職することもあります。


 逆に「なにか仕事ないですか?」という人がいれば、
「こういう人がいるんですが」と、知り合いの会社に紹介したりも
します。

 こういうときは人がちょうど足りないなど、タイミングが合えば
就職できます。


3・バイト


 学生の頃に、バイトでゲーム会社に潜り込んでそのまま就職、
というパターンもよくあります。


 デバッグのバイトで行ったら氣に入れられて、あ、実は
絵が描けるの? じゃあちょうどグラフィッカーさんが雑用の
アシスタントを欲しがっててね...、みたいな。


 ゲーム会社の人に接触する機会が多ければ、それだけバイトの枠に
入る機会も多くなります。


 OBの先輩にちょくちょく他愛のない用事でメールを出していたら、
実はバイト募集してるんだけど...というオファーを受けたりなんて
こともあるでしょうね。


Q:地方の学生が東京に就職するにはどうすればいいのでしょうか?

 私は秋田から東京に就職しましたが、行きたい会社に直接アポを
取って、新幹線で往復して面接に行ってました。

 何社もこんな感じで受けてました。

 これは普通のパターンですね。


 交通費がやたらとかかるので、親には不評でした(笑)。

 1往復3万でしたし。


 会社の中には、交通費を出してくれるところもあります。

 大手だけですが。


 お金をかけたくない場合は、まず東京の知り合いにしばらく
間借りさせてもらうことです。

 それで集中的に面接を受けまくる。


Q:働く場所としてなにを重要視したらいいかでしょうか?

 これは人によると思いますが、私の考えでは。


 まず第一に健康でしょう。

 健康第一。

 健康なくして成功なし。

 健康なくして仕事なし。

 無理にサービス残業させるようなところはすぐ辞めてください。

 あと、できれば社内禁煙ですね。

 伏流煙で仕事にならないところはだめでしょう。


 次に職場環境。

 これはいろいろな条件があると思うんですが、
例えば人間関係。

 あまりに高圧的な人や、バイオレンスな人がいたら、嫌ですよね。
 やけに圧力をかけてくる人がいるとか。
 女性ならセクハラしてくる人とか。

 そういう人はいないほうがいいですよね。
 仕事に集中できませんし。


 人間関係は普通の会社でも離職の原因の2位ですが、
私の場合、やはり同じ職場に嫌な人がいたら居心地悪いですから、
明らかに変な人が担当にいるときはやんわりと代えてもらうか、
仕事を受けなかったりします。

 ちなみに私も1度だけ人間関係で会社を辞めています。


 次に給料。

 新卒なら手取り18~20万は欲しいところ。

 中途採用なら年齢×1万+能力給(自己判断)くらいは欲しいですね。

 これってちょっと見積もりが低いかな?

 私が入ったころは、16万とか14万の人がいました。

 某アニメ会社では初任給12万という人もいたみたいですね。

 それは東京だと暮らせないのでは? という額です(笑)。


 ボーナスは、私はゲーム業界に10年いて、2度だけ貰いました(笑)。

 つまりあまり期待するなということです(笑)。


 給料というものは、貰っている人はわかると思いますが、
あまりにもらえないと精神衛生上よくないです。

 給料前になってお金がなくなって、ものが食べられない。


 この極貧状態は、ほんとうに情けない気持ちになります。

 お金というか会社に首根っこをつかまれていることを
ひしひしと感じてしまいます。

 私の場合は東京で一人暮らしだったので、なおさらでした。

 クビになったら行き場所がなかったですから(笑)。


 なのでなるべく普通の生活ができるくらいの給料をくれる会社に
いきましょう。


 次に通勤時間。

 通勤時間という物は、意外にもったいないものです。

 寝る時間8時間、仕事8時間、自由時間8時間だとしたら、
通勤時間は結局自分自身の時間を削ることに直結します。


 私が通っていた会社の場合、往復4時間近くかかっていて、
これでは時間がもったいなさすぎると、会社の近くに引越しを
しました。


 早く自宅に帰って作業ができると、リラックスしてイプロジェクト、
つまり自分が本当にしたい作業が可能ということで、精神的にもいいです。


Q:ゲーム専門学校生はどう見られているのか?

 ゲームの専門学校の生徒は、けっこうゲーム会社では話題になりますよ。

 あそこの生徒はよかったとか悪かったとか。

 本当はどこの学校の生徒がいいとかは一概にはないんですけども。


 私が印象に残っているのは、ゲーム製作の専門課程を経てきているのに、
なぜこんなに基本ができていないのか? みたいな話です。


 例えば、企画志望で、全然ディテールが煮詰められていない企画書を
送ってくる。

 エンディングが無限に広がります! という企画で、それは実際に作る時に
どうするの? という説明がないものとかですね。

 企画書というのは思い付きじゃだめで、作ることが可能であることを
伝えないといけないというのは基本ですよ。


 作れないものをスタッフに作ってくれとは言えないですから。

 だから自分で作る方法をちゃんと記述しておかなければいけない。

 単なる思い付きを作らされるのは、誰もが嫌なわけです。

 作るものに意味や意義を感じてもらわなければいけない。

 この企画書どおりに作れば、面白いゲームができあがって、
世の中を沸かせることができるんだぜ! みたいな。


 あとは、プログラム志望で、関数の引数が20個以上あったりとか(笑)。

 なぜ構造体を使わないの? とかですね。

 まあこの例は「努力は認める」という感じで、好評でしたけど。


 あと、ついでに大学生はどう見られているのか? ですが、普通です。

 普通って何だよ? と言う話ですが(笑)、結局のところ、どこの
大学に行ってたか? というのは、みんなさほど氣にしません。


 いちいち「どこの大学出の○○君」なんて覚えません。

 東大出の人がいたことがありましたが、そういう人は、あ、
すごいのね、という意味で話には出ましたが。


 ゲーム会社は学歴主義ではなく実力主義なので、すごい大学を
出ていようが関係なく、実際に作業ができるかできないか、そこで
判断されます。

 コナミや任天堂は、大学出じゃないとだめみたいですが。
 だめじゃないけど、出ていたほうがいいみたいな傾向があるようです。


 あとは、技術力、仕事力のほか、礼儀、コミュニケーション能力、
ヒューマンスキル、ホウレンソウ、そして意欲、そういうところを中心に
判断されますね。

 考えて見れば当たり前のことなんですけどね。


Q:数社落ちてへこんでいる。どうすればいいか?

 会社を落ちても、あなたの実力がなかったから、と判断するのは
間違いです。


 会社というのは、別に能力だけで判断するわけではないです。

 単に、社員を入れる枠がないとか、今は会社がの経済事情が
厳しいから人を入れられないとか、そういう会社都合でいい人を
落とすこともたくさんあります。

 というかそういうのが大半です。


 もちろん実力を常に磨くのは大事ですよ。

 少ない枠の中に入るには実力が必要ですし。


 でも就職試験に落ちても、それは単に人員の枠がなかった、
だから会社都合で落とされたことのほうが多いので、あまり氣に
しなくてもいいです。


 私だって大手は3社ほど落ちました。

 当時はヘコんで布団の中で落ち込みました(笑)。


 でも実際に入ってから、そういう実態なんだなと気づいて、
ヘコみ損だったと思いました。

 ヘコんでる暇があったら、自分のスキルを磨いたほうがよほど
自分のためになります。

 

 ...ということで、ゲーム業界に就職するための
お役立ち情報でした(笑)。

このエントリーをはてなブックマークに追加


期間限定企画「中毒ゲームデザイン・トレーニング」
■中毒になるゲームの秘訣はあなたがド変態であること?
現在1927名の方が登録中。
期間限定でゲームデザインについての講座を特別プレゼント。

■音声1:粘りについて
ゲームにハマりを生み出す要素「粘り」を入れる方法とは?
あなたの作るゲームにも「粘り」を取り入れよう。

■音声2:インパクトについて
 ヒットゲームのトリガーとなっている「インパクト」の作り方とは?
「インパクト」を取り入れて、あなたのゲームにヒットの可能性を埋め込もう。

■ほかにもこんな内容を音声でお届けします
・練り上げられたゲームデザインをする秘訣
・間違いのない面白さのコアを盛り込む方法
・ゲームがヒットする原因を盛り込む方法
etc.

■サンプル音声、登録はこちらから。



トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 進路を考える

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://n2-interactive.com/mt/mt-tb.cgi/142

コメントする

[[img(http://x8.mikosi.com/bin/ll?095447901)]] [http://x8.mikosi.com/bin/gg?095447901 アクセス解析]