1000622_18311355.jpg

さて今回は締めにプロ意識について書こうと思います。


 なぜかというと、プロ意識が高いほうが、やはり物事の
吸収力が違うんですよ。

 1を教えたら、10を覚える人って、やはりいます。

 そういう人は、やはりプロ意識を持っている。

 一緒に仕事をしているとわかるんですよね。

 「人のせいにしない」とかね。

そういう人は伸びが速い。

 なので、プロ意識を引き上げる意味で、プロ意識を
再確認しましょう。


 プロかどうかはどこで決まるのか? というと、
それは人それぞれだと思いますが、ある程度共通項が
あると思います。

 私が思うその共通項を書いてみましょう。


●妥協はしない

 妥協しない。

 妥協とはなにかというと、安易に人の意見に同意しないで、
考えうる限りの最高を目指す、ということです。


 時間、スタッフの人数、スキル、そういうことを考慮して、
考えうる限りの最高を目指す。

 ベストの仕事をしようとする。

 そのためなら、諦めないで努力をし続ける。

 そういうことですね。


 プロは「ま、いっか」というセリフと最も縁遠い位置にいます。

 プロに言わせると「ま、いっか」は逃げの言葉なんですよ。

 自分の人生からの。


 格闘家のヒクソン・グレイシーがある試合のあとで言った言葉で、


「ああ、この人は最高のプロだ」


と、私が思った言葉があります。

それは、


「私は瞬間瞬間にベストを尽くすだけだ」


という言葉です。

 一瞬一瞬。

 一瞬一瞬の積み重ねが、人生。

 それをヒクソンは知っている。


 自分の人生に妥協しないで、常に最高の瞬間を過ごそうとする。

 これを貫き通せたら、すごい人生ですよね。

 後悔なんてありはしない。


 練習不足では、後悔する。

 家族を蔑ろにしても、後悔する。

 いい仕事ができないと、後悔する。


 プロを貫くには、


死ぬ直前になって後悔しないためには、どうすればいいか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


これを考え抜いて、そしてそれを粛々と実行に移す必要が
あると、私は思います。

 そうすることで、自分の人生に責任を持つことができる。


●個人主義である

 プロとは、個人主義だと思います。


 出来る限り、自分でできることは自分でする、ということです。

 個人の力を極限まで高めようとする、ということです。

 そのためには、自分でできる努力はすべてする。


 人の意見を聞かないということではないですよ。

 客観的意見を聞かないと偏ってしまいますからね。


 個人主義は、己を信じ、他人を意に介さない、という意味も
ありますが、他人を蔑ろにするということではないです。

 たまに自分に集中する余り、コミュニケーション能力が
著しく落ちている人がいますが、対人関係能力は社会生活を
する上での基本なので、これは常に鍛えていないといけないです。

 私も人のことは言えませんけどね(笑)。


 ネットに「教えて君」と呼ばれる人がいるじゃないですか。

 ちょっと調べればわかるようなことでも、すぐ人に聞いてしまう人。

 プロは「教えて君」にはなりません。


 自分で調べ抜いて、それでもわからなければ友人に聞き、
それでだめならネットで聞く。

 だからプロはネットの質問サイトには出てこないでしょうね。


 「人に聞いたら、自分の経験として体に入ってこない」


というのもあると思います。


 ただ、なんでも独学でやればいいか、というと、そうではないです。

 人のスキルを吸収するプロは、逆にプロの技術を徹底的に真似します。


 私の知っている例をひとつ。

 あるビジネスコンサルタントが、「日本一のセミナー講師」に
なりたいと思っていました。


 そこで、そのコンサルは、「世界一のセミナー講師」と呼ばれる人に
目をつけ、その人を徹底的に真似することにしました。


 手の動かし方、ポケットに手を突っ込むタミング、喋り方、
抑揚のつけ方、歩くスピード、立つ位置、などなど...。


 世界一のセミナー講師のあらゆる動作を、セミナービデオを買ったり、
書籍を買ったり、実際にセミナーに参加したりして、徹底的に真似しました。

 考え方も、書籍を食い入るように読み、分析し、調べました。

 そうして、それを実際のセミナーで使っていったわけです。


 そうすると、その人のセミナーを見に来ていた、
世界一セミナー講師のスタッフに


「すごく練習しましたね。まるでうちのセミナー講師とそっくりだ」


と言われたそうです。

 コンサルは自分のやり方が合っていたことを知って「よっしゃ!」と
喜びました。


 1年後、そのコンサルは日本一と呼び声の高い人気講師になりました。


 人のスキルを習得するにしても、ここまで徹底するから、同等の
レベルまでいくことができるわけです。


 個人の力を磨く人は、ここまでやっています。


 ゲーム業界でも、やはりすごい人は常に勉強しています。

 プログラマなら新技術に関することのアンテナがするどい。

 常に人のソースプログラムを見ています。

 そしてそれを自分のスキルに取り込んでいく努力をしている。

 毎日、新しい技術を覚えている。

 新しいことにどんどん突っ込んでいく。

 知識欲が貪欲なんですよね。


 プランナーも、自分の業界だけでなく、別の業界の企画書や、
別の業界の方法論を取り入れていくと、成長が早いですよ。


●自分の関わっていることに責任を持つ

 これは当然のことなんですが、自分の関連部署の問題に関して


「私は関係ないや」

「私の担当じゃないから、知ったこっちゃない」


というセリフを吐く人は、プロ意識が薄いです。


 なぜなら、プロは自分の関わっている仕事を、1つたりとも
無駄にはしたくないと思っているからです。


 自分が関わっている仕事で、自分が活躍して解決できる
問題があるなら、積極的にそれに関わっていく。

 逆に「これはダメな仕事だ」という見切りがついた場合は、
速攻で離脱しますが(笑)。


 もちろん、問題が発生したときは、なるべく担当者が
自己解決するのが本筋です。

 それが分担の意味でもありますからね。

 任された部分をひとりでやりきるのが、責任というものですし。


 しかしそれは「人を助けない」ということではありません。

 人間関係に柔軟に対応できて、円滑なプロジェクトを推進できる
のも、プロのスキルです。


 「あいつがいたから、プロジェクトが成功した」


と思われるような仕事をするのが、プロです。


●人のせいにしない

 最初に書きましたが、プロは「人のせいにしない」傾向が
あります。

 もちろんこれは責任の所在がはっきりしているときでも
完全に自分の責任にする、という被害妄想的なことではなく、


 「うまくいかなかったのは、自分の力不足のせいもある」


と、考えて、「ではどこが不足していたのか?」と、自分がまだ
成長できる部分を探すわけです。

 こうした自分に負荷を与える思考回路が、向上心につながって
いくわけです。


 責任を外部に求める人ほど大人気なく、成長の可能性が少ない。

 こういう人はもちろん管理職にはつけませんし、リーダーの
資質を備えているとは言えませんね。


●努力を惜しまない

 多くの人は、必要最低限の努力で済まそうと必死になっています。

 なるべく楽に仕事が済めばいいと思っているからです。

 これは、典型的なサラリーマン思考で、頑張っても、さぼっても、
毎月の給料が変わらないなら、なるべく楽なほうがいいじゃないか...
という思考回路ですね。


 しかしプロは、お金よりも自分のプライド上、半端な仕事は
したくないと思っています。

 そんな仕事をしたら、自分の自尊心に嘘をつくことになるからです。


 だから、置かれた状況で、できうるだけのベストを尽くそうと
します。

 今どうすれば、今後自分が成長していけるのか考えます。


 考えられるだけの努力をし、蓄積を増やしていく。

 プログラマなら、新しい知識を取り入れる場として、仕事を
ガンガンこなしていく。

 昨日よりも自分を向上させようと、さまざまな課題を自分に
課していく。


 自分自身と、競争しているんです。

 他人と比べるのではなく、自分自身と競争している。


 理想の自分の像があり、それに向かって努力をしているんですね。

 そして、毎日向上している自分に、喜びを感じている。

 成長欲求が、プロを支配しているんですね。

 だから、プロは努力を惜しまない。

このエントリーをはてなブックマークに追加


期間限定企画「中毒ゲームデザイン・トレーニング」
■中毒になるゲームの秘訣はあなたがド変態であること?
現在1927名の方が登録中。
期間限定でゲームデザインについての講座を特別プレゼント。

■音声1:粘りについて
ゲームにハマりを生み出す要素「粘り」を入れる方法とは?
あなたの作るゲームにも「粘り」を取り入れよう。

■音声2:インパクトについて
 ヒットゲームのトリガーとなっている「インパクト」の作り方とは?
「インパクト」を取り入れて、あなたのゲームにヒットの可能性を埋め込もう。

■ほかにもこんな内容を音声でお届けします
・練り上げられたゲームデザインをする秘訣
・間違いのない面白さのコアを盛り込む方法
・ゲームがヒットする原因を盛り込む方法
etc.

■サンプル音声、登録はこちらから。



トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 2・プロ意識

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://n2-interactive.com/mt/mt-tb.cgi/144

コメントする

[[img(http://x8.mikosi.com/bin/ll?095447901)]] [http://x8.mikosi.com/bin/gg?095447901 アクセス解析]