アイデアをいくらでも出せる脳になる方法

 

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「自分の企画ノウハウは、出しません」


 よく、こういうことを言っているプランナーを見かけるんですが、
私は思うんです。


 そんな隠すほどのノウハウ、アイデアをあなたは持っているのか? と。

 

 これは傲慢に聞こえるかもしれませんが、そうではないです。

 私は経験的に、アイデアを出し惜しみする人に、たいした人はいないと
思っています。


 取っておきのアイデアを出してきて、それが企画会議で蹴られたなんて
場面をよく見ました。


 単に思い入れの強いアイデアで、温めておきたかった、というのが、
秘密であることの大方の理由でした。


 アイデアというものは、100個出してその中にいいアイデアが1個あれば
いい、という世界ですし、アイデアがあっても、それを実際に形にするチャンスが
なければ、そのアイデアは意味がない。


 私は死ぬまでに作ることのできるゲームが有限個だということを知っています。


 だから、アイデアはどんどん人に見せるし、それが例えパクられたとしても、
別にどうとも思いません。


 盗まれたら、また考えればいいだけの話ですから。


 逆に、どんどん盗んでください、とすら思っています。

 出せば出すほど出てくるアイデアは良くなっていくからです。


 話したり、紙にまとめたりして人に教えることが、自分の頭の中の整理に
なります。


 さらにいいアイデアを考える「フレーム」、つまり枠組みが頭の中に
できてきます。


 でも、そんなにアイデアがどんどん出てこない...、という場合は
どうするか、ですが。


●抽象的思考を極める


 個々のアイデアを考える力、というのは、その下地になっている語彙の量とか、
どれだけ「原理的な思考」をしているか? によって変わってきます。


 語彙の量は、いろいろな一次体験、つまりはじめてのことを積極的にしたり、
いろいろなジャンルの本を多く読むことで蓄積されていきます。


 はじめてのこと、というのは特殊な場所にいかないとできないと思いがちですが、
実はどこでもできるんです。


 例えばコンビに行きますよね。

 いつも、好みのおにぎりを選んで買いますね。

 私もツナマヨとか、たらことか、明太子が好きでよくそれを買うのですが(笑)。


 ここであえて、一番自分が食べなさそうなのを選ぶわけです。

 私の場合、ます寿司おにぎりとか、ちらし寿司おにぎりとか、海産系の
おにぎりは「なんとなく」まずそうに思ってるので買わないのですが。


 それをあえて買うわけです(笑)。

 うわーまずそう...と思いつつ。


 それは、「はじめての体験」になるんです。

 で、食べてみたら、案外美味しかった(笑)。

 なんだ食べられるじゃん、と。

 しまっている魚肉ってナマ臭くないし、美味しいじゃん、と。


 感覚的な世界が拡張されたわけです。

 すると、レストランの海産系のメニューとかも、「こんな味なんだろうな」と
予想がつくようになる。

 頭の中の水脈がいつもは考えさえしなかった部分に伸びて、思考停止せず、
経験を語れるようになっている。

 語彙が増えているわけです。


 だから、私はよく「チャレンジ」をよくします。

 いつもとは違うことをよくします。

 語彙が増えるからです。

 

 コンビニで、いつもは買わない飲料水を買ってみる。

 毎日風呂に入っているのをシャワーだけにしてみる。

 いつもの道を、遠回りしてもいいから別の道を歩いてみる。

 

 「やりたくないけど、やりたい!」みたいな状態になります(笑)。

 

 これをするといろいろな発見があって、語彙が増えますよ。

 語彙が増えることによって、いろいろなアイデアが浮かんでくるようになります。

 

 また、人は「間違う」ことによって、その経験を頭の中にインデックスする
ようにできているので、積極的に「間違う」ことをしています。

 人の脳は「すでに知っていること」を記憶しないようにできているので、
「間違う」必要があるんですね。

 これは、「抽象的思考」の訓練になります。

 「抽象的思考」ができるようになると、物事に共通している「パターン」が
つかめるようになってくる。

 つまり、ゲームアイデアを考えるときも、「面白さのパターン」を
積極的に思いつくようになるわけです。

 

 でも、どうやって間違うのか? というと、積極的に「予想」するんです。

 例えば道を曲がるときに「曲がったときに見える看板は、確かこうだった」と、
間違ってもいいから予想をするわけです。

 で、確かパーキングの看板がある、あとクリーニングの看板もあった...と
予想する。

 でも曲がってみたら、そんな看板はなくて、あったのは英語塾の看板だった。

 見事に間違った(笑)。

 こういうようなことを、よくしています。


 この「間違う」方法は、加速学習でも使われています。

 加速学習は、コリン・ローズが提唱している、文字通り短期間で学習する
メソッドです。


 例えば、英単語の意味を「予想」し、積極的に間違うことで記憶に残す、
というように使うんですね。


 よく物事を習得するには「数をこなせ」と言いますが、これは
「たくさん間違えれば頭に入る」ということを意味しているわけです。


 もう1つ、よくしているのが、「原理を考える」ことです。

 これも、「抽象的思考」の訓練になります。


 例えば、「なぜ信号は赤が止まれ、なのか?」ということを考える。

 赤い色は血の色であり、人にとって危険を示す色なのだろう。

 なんて考えられますね。


 ということは、人は赤い色を見るとハッする「クセ」があるはずだ。

 とか、赤い色にまつわるパターンが思い浮かびましたよね。


 こんな感じで、物事の原理・原因を考えるわけです。


 原理というものは、「しくみ」であり、「理由」ですから、ひとことでは
言い表せないことがほとんどです。


 つまり分解された要素、その概念の原材料みたいなものを思い浮かべるので、
おのずと抽象的な思考になります。


 その抽象的な要素を意識の俎上に登らせることで、別の「原理」を考えたときに
「あ、この要素はこの原理にもあった」というように、パターンをつかめる
ことになるわけです。


 こういう思考法を繰り返すことで、単純な出来事をさまざまな側面から
見ることができるようになります。

 物事に共通するパターンも、簡単に考えつくようになるわけです。


 こういうことを繰り返すことで、あなたも「アイデア・ファクトリー」になる
ことができます。


 さっそく街中で試してみてくださいね。

 

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