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初めまして。
いつも楽しく読ませて頂いております。山中と申します。
先日頂いたメールを読みまして、わたしも質問をさせて頂こうと思いました。
とあるゲームメーカーのプランナー中途採用試験を受け、二次試験で企画書の提出
が課題だったのですが一週間ほど前に落選の通知が来ました。
まだ一社目なのでさほど落ち込んでもいないのですが、誤解を覚悟で言えば「自分
の企画書のどこが悪かったのか?」というのをはっきりと認識出来ないでいます。
これは「自分の企画書は最高だ! なんで落とすんだ?」という意味ではなく、
「読み返してみると魅力が伝わってないような気がする。でもそれがどいうった部分
なのかはっきり認識出来ない」という状態です。
今後も他の会社を受けてみようと、別の企画書を書いたりしているのですが、どう
しても「また同じ事をしているのかも......」となってしまい、足踏みしてしまいま
す。
自分の周りにはゲームや企画に明るい人がいないのですが、身近な人に見てもらっ
て感想を頂くのが一番よいのでしょうか?
お忙しい中大変申し訳ございませんが、お返事を頂ければ幸いです。
よろしくお願い致します。
山中さん
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こんにちは山中さん。
いつもありがとうございます。
まず最初に、ゲーム会社の試験での落選は、純粋に能力だけで落とされている
とは限らないことがあります。
私は会社内部で、会社都合で採用するのをやめた例をいくつも見ました。
確実に入るには、「コネ」を持っているのが一番確実です。
泥臭い話ですけど。
まあこれは、だからといって企画に問題がなかったというのではなく、
そういうこともあるので、あまり氣にやむことはないですよ、ということです。
特に昨今は厳しい採用状況のようですし、会社側も苦しいはずです。
任天堂系は別でしょうけど。
そのうえで、企画のどこが悪いのかを判定する方法ですが、企画に明るい
人がいないのであれば、やはりまわりの人に見てもらうのがいいでしょう。
ベストなのは、企画書というものを知らない人でも、「これならやりたい!」
と思わせることです。
だから一般人であれ、見てもらって、やりたくなるか、面白そうかを、
なるべく多くの人に見てもらってください。
これは、非常に大きなヒントになりますよ。
自分以外の人の視点になるべく多く晒すことです。
ゲームのしくみ宛てに送ってきてもいいですよ。
できれば読者のみなさんとシェアしたいので、公開OKで送ってくれればと
思います。
もちろん非公開でもアドバイスします。
企画書のポイントを1つ挙げるとすれば。
企画書も、「感情」を動かすものだ、ということです。
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紙ペラに書かれている文字や絵に、感情を動かされる状況を考えてみてください。
たかだか5~10ページの企画書で、人の感情を動かすにはどうしたらいいか?
山中さんが生活の中で、単なる紙に印刷されたなにかに、強烈に感情を動かされる
ことはないですか?
ありますよね?
正直言うと、ゲームデザインのスキルと、面白そうな企画書を書くスキル、
加えてそれを面白そうに説明するスキルまったく別のスキルです。
これは双方を鍛えるしかないです。
ゲームを作る前に、紙だけで人の感情を揺さぶるスキルが必要です。
そのスキルを鍛えるには、毎日目にするものがいかに自分の感情を動かしている
のか? それを観察すること。
自分の感情を観察するんです。
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もう一点言えるのは、「企画書に集中してはだめだ!」ということです。
あくまで「企画」それ自体を面白くすることを考えるんです。
ノートなどに構想をバーッ! と展開していって、ああなる、こうなる、
だからこうなる、みたいに膨らませていく。
企画書は、それを紙に落とし込むだけです。
語彙やゲームの状況の想定を増やしていくことが、ゲームのいい説明に
繋がります。

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