エンタテインメント・マーケティング(3)


1140315_43742885.jpg

 「どう」すればエンタテインメントを作れるのか?

 エンタテインメントを考える連載3回目です。

 これまでに、


 「クイズ・ショウ」

 「行列を作る」


 こんなエンタテインメント要素が出てきましたね。

 それでは今回は?

●アクセスが集中する場所

  ちょっと古い言葉ですが、ネット上には「バトルウォッチャー」と
言われる人たちがいるのを知っていますか?


 どういう人たちかというと、ネット上で起こっている「バトル」を
興味深く観察している人たちです。


 例えば、ちょっと下世話な例になってしまいますが、
ストーカーvs女性被害者、ゲーマーvsゲーム脳提唱者、最近だと
2ちゃんねらーvsエイベックスですね。
(もう古い?)


 特に多くの人の興味を持つバトルだと、その情報元のサイトに
アクセスが集中しすぎてまともにページが開けない、という現象が
起こったりします。

 

 いったいこの戦いはどうなってしまうのか...? あなたもなんらかの
バトルの結末を知りたくて、その情報を追ったことがありませんか?

 私はあります。


 別にこの「バトル」のウォッチ、ネットだけじゃなく、
テレビの世界でも、マンガの世界でも、
身近な人間関係でも、同じなんです。


 なにが同じか? というと、

 

「誰もが、戦いや対立の『結末』に興味を持つ」

 

ということなんです。


 ポイントは戦い自体に興味を持つのではなく、「結末」に
興味を持つ、ということです。

 

 ボクシング、プロレス、野球、サッカー、これらみんな戦いです。

 ワイドショーに出てくるニュースも、ほとんどなんらかの対立。

 通常の報道も、戦争や紛争、闘争、問題の討議、討論がほとんど。

 映画のストーリーも、物理的な戦いや精神的な戦いがあることがほとんど。

 マンガもほとんど戦いです。「週間少年ジャンプ」のコンセプトは
「友情・努力・勝利」ですが、「勝利」するには戦いが必要ですよね。


 「ゲーム」も言葉の定義は「試合」ですから、もともとは戦いをする
ことによる気持ちよさを根本にしています。

 

 陰陽対極図というのを知っていますか?
http://www.yamato-loves.org/images/inyou.gif

 「陽極まれば陰となり、陰極まれば陽となる。
陽の中に陰があり、陰の中に陽がある」

 世の中は対立があるからこそ流転し、発展するという思想を示した図です。


 この図のように、世の中は対立によって構成されている側面が
ありますから、「バトル」はほぼ普遍的なエンタテインメント要素と
言えるでしょう。


 かなり基本的なことだ! と思うかもしれませんが、この「バトル」、
意識して使うとなんでも盛り上がるものになります。


 例えば、「メルマガ」というメディア、発行している人はもっと
読者を増やしたいなあと思うものですが、それを「メルマガバトル」と
いうバトルの場を作ることにより、読者増を実現しているサイトが
あります。
http://1magup.jp/battle/index.php


 また、テレビになりますが、NHKで「爆笑オンエアバトル」というのが
ありますよね。芸人同士がバトルをして点数を競う番組ですが、
単にコントをするよりも非常に盛り上がるわけです。
http://www.nhk.or.jp/oab/

 

 こんな感じで、なんでも「バトル」にしてしまうと盛り上がる。

 

 なので、アイデア出しのとき、「+バトル」として、誰と誰にどんな
戦いをさせるか? を考えると面白い。


 例えばウェブ上でなにか面白いサイトを作りたいな~と
思ったとき。


 掲示板+バトル、サイト+バトル、チャット+バトル、リンク+バトル、
などと考えるわけです。


 「掲示板+バトル」なんて面白くなりそうですよね。

 書き込んだ人が別の書き込みをした人に攻撃、攻撃された人には体力が
設定してあり、0になると書き込みが全部消滅...。

 団体戦で闘うことも可能。


 思いつきで書いているので、どんな掲示板になるかはわかりませんが(笑)、
システムによっては盛り上がる掲示板になりそうです。

 

 なんでもバトルにしてしまうことにより、人の感情を昂ぶらせるショウに
できる。

 

 名づけてエンタテインメント・メソッド「バトル・ショウ」!

 

 こんな感じで、あなたも自分の持っている題材に「バトル」という要素を
足してみてくださいね。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加


期間限定企画「中毒ゲームデザイン・トレーニング」
■中毒になるゲームの秘訣はあなたがド変態であること?
現在1927名の方が登録中。
期間限定でゲームデザインについての講座を特別プレゼント。

■音声1:粘りについて
ゲームにハマりを生み出す要素「粘り」を入れる方法とは?
あなたの作るゲームにも「粘り」を取り入れよう。

■音声2:インパクトについて
 ヒットゲームのトリガーとなっている「インパクト」の作り方とは?
「インパクト」を取り入れて、あなたのゲームにヒットの可能性を埋め込もう。

■ほかにもこんな内容を音声でお届けします
・練り上げられたゲームデザインをする秘訣
・間違いのない面白さのコアを盛り込む方法
・ゲームがヒットする原因を盛り込む方法
etc.

■サンプル音声、登録はこちらから。



トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: エンタテインメント・マーケティング(3)

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://n2-interactive.com/mt/mt-tb.cgi/90

コメントする

[[img(http://x8.mikosi.com/bin/ll?095447901)]] [http://x8.mikosi.com/bin/gg?095447901 アクセス解析]